2013年8月19日月曜日

蝉の命は短し 過酷な夏の暑さに生まれて




















地中に6年もの永い期間潜り 
修行を終え生まれ変わる感動の瞬間。

光も差し込まないような真っ暗闇な
地中で6年近くの幼虫生活としての苦行を積み、
「蝉の幼虫が苦行を自覚しているかどうか別にして」
自力でその時期が来たら地上に這い上る!
最近ではコンクリートで固められて這い上るのも難しいのだとか、
運命の武器と呼ばれる空飛ぶ羽根を授けられ、
美しき歌声まで授けられる。
聴く人間が蝉のミンミンと鳴き続ける煩き鳴き声を、
心底美しいとは到底思えませんが、
同種の蝉達には運命の超音波として互いに惹き寄せられる、
これこそ命を繋ぐDNAのコーラスなのかも知れません。
与えられた時間は夏の厳しき僅か2〜3週間だけの短し期間。
適当にのんびりしていたら与えられた時間すら

謳歌出来ずに子孫繁栄すらも難しい。
相手に見つけ出してもらう為に唱い続ける

この求愛の鳴き声もリスクと背中合わせ、
外敵に狙われ空中から補食される厳しき環境の連続。

あああああ〜蝉の世界は厳しい!
情けない事かも知れないが人間界だけが環境のせいにして

甘えているような気がする!


浅賀 剛


















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